アンジュルム、ツアーファイナル公演を武道館で開催 リーダー・伊勢鈴蘭「私たちらしく成長することができた」ツアーに

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「ANGERME 2026 Spring final 陰と陽 DUALITY」より
「ANGERME 2026 Spring final 陰と陽 DUALITY」より

ハロー!プロジェクトのアイドルグループ・アンジュルムが23日、東京・日本武道館で単独公演「ANGERME 2026 Spring final 陰と陽 DUALITY」を開催した。

当日はメドレーを含む26曲を披露。オンライン動画配信サービス「Hulu」によるライブ配信および全国53館の映画館、台北の映画館でのライブビューイングも実施され、7月22日発売の最新シングル収録曲『BaBaBa Burning Love!』『愛が愛のままでいられますように』などで会場を盛り上げた。

本公演は4月18日よりスタートし、全10会場11日程23公演を巡った春ツアー「ANGERME 2026 Spring Tour ~陰と陽~」の千秋楽となった。

グループは2025年6月に前リーダー・上國料萌衣が卒業し、同年8月に長野桃羽さんが加入して9人体制に。同年11月発売のアルバム『Keep Your Smile!』でオリコン週間デジタルアルバムランキング初登場1位を獲得、今月9〜10日開催の「ASIA CULTURE FESTIVAL 2026」では「アジア・ベストパフォーマンスグループ賞」を受賞し、新たな躍進を遂げている。

日本武道館公演のタイトル「DUALITY」には”二面性”や”二重性”の意味があり、グループは4月からのツアーを通して「陰」と「陽」という正反対の魅力を表現してきた。

本編の前半を「陰」パート、後半を「陽」パートに分けた千秋楽のステージでは、リーダー・伊勢鈴蘭、サブリーダー・為永幸音、橋迫鈴、川名凜、松本わかな、平山遊季、下井谷幸穂、後藤花、長野桃羽の9人が感情豊かに立ち回った。

メンバーのまっすぐな視線が目立った前半「陰」のパフォーマンスは、鋭く力強い歌声をセンターステージで響かせた『プリズンブレイカー』でスタートし、終盤では後藤さんのフェイクが冴える。続けて、9人がピタリと息を揃える『次々続々』や『マナーモード』、しなやかさをみせる『愛されルート A or B?』で観客の心をたぐりよせ、オープニングVTR明けのMCでは会場や配信で見守るファンに笑顔で挨拶した。

次のブロックでは、7月22日発売の(スマイレージから数えて)グループ通算37枚目の最新シングルより『BaBaBa Burning Love!』を披露。同シングルが加入後初の参加作品となった長野さんをはじめ、9人はエスニックな世界観に合わせて熱を帯びるパフォーマンスで会場を沸かせた。

続いて『全然起き上がれないSUNDAY』『限りあるMoment』ではシリアスな表情を浮かべ、9人のメンバーは2チームに分かれてのパフォーマンスを展開する。橋迫さん、川名さん、為永さん、後藤さん、長野さんの5人は、今回のツアーでは初めての披露となり終盤で銀吹雪もきらめいた『出すぎた杭は打たれない』を勇ましく歌い上げ、伊勢さん、松本さん、平山さん、下井谷さんの4人は『愛さえあればなんにもいらない』『ミラー・ミラー』『泳げないMermaid』のメドレーを繊細に歌い上げ、情感豊かに会場を包み込んだ。

VTRを経て息つく間もなく、メンバーの笑みが目立った後半「陽」パートへと転換。橋迫さん、川名さん、為永さん、後藤さん、長野さんの5人は、たがいの顔を見ながら肩を寄せ合った『カクゴして!』から、『上手く言えない』『悠々閑々 gonna be alright!!』へと繋いだメドレーで会場に”多幸感”をもたらした。

伊勢さん、松本さん、平山さん、下井谷さんの4人が、今回のツアーでは初めての披露となり金吹雪も華やかに噴き上げた『ハデにやっちゃいな!』で勢いを付けると、9人が再び結集。『トラブルメーカー』『アイノケダモノ』では挑発的な視線と歌声でファンを釘付けにし、メンバーがステージ各所で客席に目線を送った『ライフ イズ ビューティフル!』では各々が個性豊かに愛嬌をふりまいた。

続く『人生、すなわちパンタ・レイ』冒頭のセリフパートは、直前のショートMCでスポットライトを浴びたメンバーが担当する”ルーレット形式”で決まり、託された平山さんはメンバーの顔を見ながら「私!?」とわずかにとまどいながらも、メロディが流れると軽やかに決める。

本編も残りわずかとなり、終盤で観客と声を合わせた『悔しいわ』に続き、『46億年LOVE』では客席からの熱烈なコールとクラップがステージをさらに後押し。『THANK YOU, HELLO GOOD BYE』ではメンバーが各々の絆を確かめ合うかのような笑顔を浮かべ、曲中にはセンターステージに色とりどりの風船が降り注いだ。

会場は暗転し、アンコールを待つ客席では「アンジュルム!」のコールを連呼。再びステージが照らされると、メンバーが真っ白なスカートスタイルの新衣装で登場した。千秋楽で初めての披露となった『大器晩成』ではメンバーもファンも一体となり、金吹雪や銀吹雪、白いテープも盛大に舞ったステージを前に、観客もタイトルを連呼する力強いコールで会場を揺らす。続く『Celebrate! Celebrate!』では、各ステージ側面の足元に配置されたLEDモニターが全面ピンクに。曲中ではきらめくピンクの吹雪も噴き上げ、会場が華やかな空気に包まれた。

本編5曲目の『BaBaBa Burning Love!』からここまでほぼノンストップで駆け抜けてきたグループは一息つき、当日最後のMCではメンバーが今回のツアーや公演の感想を語った。

加入1年目の長野さんは、今回のツアーで「終わったときに自分が変わったなって、自分自身で思えるようなツアーにしたい」という目標を掲げていたと話し、ファンと一緒に特別な時間を過ごしたことで「言葉にはうまく表せないんですけど、ちょっと分かったかなみたいな気がして」と、変化の手応えをしずかに口にした。後藤さんは「ステージの上でいろんな感情を表現して、そこから生まれる名前のない何かが、皆さんの中にこう残って、それが日々の小さな温もりになってくれたら」と、音楽を通じた繋がりへの思いを語った。

下井谷さんはツアーを通じてメンバーに支えられながら「自分自身と向き合えたツアーだった」と振り返り、平山さんは「陰コーナーにあるからクールにやってみようとか、陽コーナーにあるからもっとはっちゃけようとか、新たな挑戦があるツアーでした」と語った。松本さんは「1つも同じパフォーマンスはなく、全部が1回1回特別なもの」だからこそ今のアンジュルムを見逃せないと感じてほしい、と客席に呼びかけた。

為永さんはツアーのテーマ「陰と陽」を自身の内面にも重ね、「アンジュルムにいると、いろいろ夢を叶えたくなるんですよ。でも現実的には難しいかって思うような陰の気持ちも、陽の気持ちも両方持ち合わせながら、愛を持ってステージに立てている」と話した。

新たにリーダーとなって1年が経つ伊勢さんについて、川名さんは「本当に芯の部分がすっごく熱いんですよ」と称えた。陰コーナーのテーマを「心を燃やす」として取り組んできたツアーで、その熱量がメンバー全員の「共通認識」となっていったと振り返り、「伊勢さんリーダーでありがとうございます」と笑顔で感謝を伝えた。

スピーチ中に涙をこらえた橋迫さんは「愛しているものを思い浮かべたときに、大切にして守りたいという感情が生まれる」と語り、「愛しているものにアンジュルムの環境も含まれていて。卒業された先輩たちがいて、支えてくださるスタッフさんがいて、今一緒に成長できるメンバーがいてくれるおかげで今のアンジュルムがある」と、グループ愛をにじませた。

締めくくりとなった伊勢さんのスピーチでは、ツアー中にスタッフがサプライズを用意してくれたことや、メンバー・ファン・スタッフ全員から「愛を感じた」と語り、「私たちなりに背伸びをせずに、私たちらしく成長することができた」と今回のツアーを回想。「これからのアンジュルムはそれだけじゃない。もっともっといろんな表現もしていけるように頑張っていきたいので、またぜひ会いに来てくれたら嬉しく思います」とファンへの感謝を伝えた。

ステージは残り2曲となり、7月22日発売の最新シングル収録『愛が愛のままでいられますように』では、ラテン調のメロディを浴びながらメンバーが情熱的なパフォーマンスでファンの心を震わせる。最後、今回のツアーで千秋楽でのみセットリストに組み込まれた『光のうた』では、センターステージに真っ白な光が差し込み、観客と”未来”を確かめ合うように歌声を響かせた9人による公演は、晴れやかに大団円を迎えた。

ANGERME 2026 Spring final 陰と陽 DUALITY
6月23日(火)日本武道館
■セットリスト

1 プリズンブレイカー
2 次々続々
3 マナーモード
4 愛されルート A or B?
5 BaBaBa Burning Love!
6 全然起き上がれないSUNDAY
7 限りあるMoment
8 出すぎた杭は打たれない / 橋迫・川名・為永・後藤・長野
9 愛さえあればなんにもいらない~ミラー・ミラー~泳げないMermaid / 伊勢・松本・平山・下井谷
10 カクゴして!~上手く言えない~悠々閑々 gonna be alright!! / 橋迫・川名・為永・後藤・長野
11 ハデにやっちゃいな! / 伊勢・松本・平山・下井谷
12 トラブルメーカー
13 アイノケダモノ
14 ライフ イズ ビューティフル!
15 人生、すなわちパンタ・レイ
16 悔しいわ
17 46億年LOVE
18 THANK YOU, HELLO GOOD BYE
【アンコール】
EN1 大器晩成
EN2 Celebrate! Celebrate!
EN3 愛が愛のままでいられますように
EN4 光のうた

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